日別アーカイブ: 2023年7月7日

頚部~肩甲骨にかけての痛み

こんにちは、アイズスポーツ整骨院 西新院 柔道整復師の奥永です。

頚から肩甲骨にかけての痛み

PC作業が増えた方が多く、やはりよく耳にするのは頚肩です。
その中でも多いのが「頚から肩甲骨にかけての痛み」です。

頚から肩甲骨の痛みの原因となる「肩甲背神経痛」について話そうと思います。

肩甲骨神経とは?

そもそも肩甲骨神経とは、頚椎から出る神経の一部で、

・長時間の同じ姿勢(デスクワーク)
・猫背、巻き肩などの姿勢不良

などが原因で「首から肩甲骨の内側に痛み」が起こりやすいです。

放置で治ることは少なく、自粛による「リモートワーク、運動不足」で特に悪化しやすくなります。

なので今回は、

肩甲背神経痛が起こる原因

について紹介していきます。

肩甲背神経痛が起こる原因

肩甲背神経が「何らかの原因」で圧迫されたり、障害が起こることで「首から肩甲骨にかけての痛み」となります。

「何らかの原因」とは

・頚椎ヘルニアなどの疾患
・筋肉が硬くなり、肩甲背神経を絞扼

の2つが主となります。

特に日常生活で多いのが「筋肉が硬くなる(緊張)」ことで、冒頭で挙げた

・長時間の同じ姿勢(デスクワーク)
・猫背、巻き肩などの姿勢不良

などが直接的な原因になります。

3つの筋肉

それらの筋肉を知ることが改善に重要なので、肩甲背神経と関わりの深い「3つの筋肉」について見ていきます。

首から肩甲骨の内側にかけて、

・肩甲挙筋
・小菱形筋
・大菱形筋

と3つの筋肉があり、肩甲背神経はその下を通過しています。

つまり、3つの内のどれかが「強い筋緊張」を起こすと、肩甲背神経が筋肉により絞扼され、頚、肩、肩甲骨の内側に痛みが出ます

姿勢不良や、デスクワークなどでは特に「肩甲挙筋」が緊張を起こしやすく、いわゆる肩こりを感じている方は注意が必要です。

なぜ、特に肩甲挙筋が緊張を起こしやすいか?

デスクワークなどで起こる「ストレートネック」では、典型的に「上位頚椎」の動きが悪くなります。
※「上位頚椎」とは、7つある頚椎の「第1〜第3頚椎」のことを言い、肩甲挙筋の起始部であり、大きな関わりを持ちます。

「ストレートネック」は、デスクワークの方にとても多く、

・ストレートネックで前に倒れた首を支える
→肩甲挙筋が緊張
・猫背、巻き肩で肩がすくむ(肩甲骨挙上)
→肩甲挙筋が緊張

のように、肩甲挙筋の緊張状態が続くことが「肩こり」の原因になり、その下を通過する「肩甲背神経」を圧迫して「肩甲骨の内側の痛み」まで繋がります。

冒頭で「放置しても治らない」と言った理由が、「日常生活そのものが状態を悪くしている」からです。

根本的に改善するためには?

・筋肉の緊張を改善する
・猫背、巻き肩を改善する
・固まった筋肉に動きを付けるトレーニング

を取り入れることが大切です。

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